西武のボー・タカハシ【写真:小池義弘】

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3年目は33試合に登板し、2勝9敗7ホールド、防御率3.22

 西武は12日、ボー・タカハシ投手と契約を結んだと発表した。ボーは来季が来日4年目。今季は9先発を含む33試合に登板し、2勝9敗7ホールド、防御率3.22の成績だった。“古巣”韓国メディア「OSEN」は「再契約失敗で韓国を去ったのに……日本に行って3年連続再契約、KIA出身外人投手の“反転”」と題した記事を寄稿し、右腕の去就を報道している。

 ブラジル出身で日系3世のボーは、ダイヤモンドバックスとレッズ傘下でプレー。メジャー昇格は叶わず、2021年8月から韓国プロ野球(KB0)・KIAに活躍の場を移した。7試合に先発し、36回2/3を投げて46奪三振を記録したものの、防御率4.91と結果を残せずオフに退団した。

 同メディアは「最初の2試合で1勝、10イニング無失点で強い印象を残したが、その後は直球とスライダーの単調な球種で攻略された」と分析。その後は5試合で防御率6.75に終わり「KIAと再契約に失敗した」と綴った。それゆえに、レベルの高いNPBで4シーズン目を過ごすことに驚いたようだ。

 2022年は27試合に登板して0勝0敗、防御率2.56。2年目の2023年は28試合で防御率3.00と「目立つ成績」ではなかったとしたが、2024年は「確かな1軍戦力となり、好成績を残した」と同メディア。特に8月以降は17試合で防御率2.008と好投し、「反転した」と言及している。

 西武は今季49勝91敗3分勝率.350、首位ソフトバンクとは42ゲーム差をつけられてパ・リーグ6位に沈んだ。歴史的低迷となったが、助っ人右腕は確かな成長をのぞかせた。(Full-Count編集部)