中国EV「零跑汽車」、7〜9月は赤字額縮小
ドイツ・ミュンヘンで開かれた自動車ショー「IAAモビリティ2023」で、「零跑汽車」の展示ブースを見学する来場者。(2023年9月5日撮影、ミュンヘン=新華社記者/任鵬飛)
【新華社北京11月13日】電気自動車(EV)ブランド「零跑汽車(Leap Motor)」を展開する中国の浙江零跑科技が11日に発表した2024年第3四半期(7〜9月)決算は、売上高が前年同期比74.3%増(前期比83.9%増)の98億6千万元(1元=約21円)、純損益は6億9千万元の赤字で、前年同期の9億9千万元、前期の12億元から縮小した。
売上高総利益率は8.1%で、前期の2.8%から上昇した。年間5.0%の目標も上回る見通しとした。同社は業績改善について、納車台数の大幅な増加と製品販売構造の改善、売上高総利益率の向上、コスト管理などによる総合的効果だと説明した。
朱江明(しゅ・こうめい)董事長は同日、来年の販売目標50万台の達成に向けて努力する意向を表明。今年1〜10月の販売台数は21万1千台だったと明らかにした。