橋下徹氏が指摘 石破首相が会見で「政策活動費廃止」明言も「言わなかった」重要ポイント「政策が歪んでいる」原因
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が28日、カンテレ「旬感Live とれたてっ!」に出演。石破茂首相が会見で掲げた「政治とカネ」の抜本的改革案に抜け落ちている点を指摘した。
前日に開票された衆院総選挙で与党で215議席と過半数を大幅に割り込んだことを受け、午後2時から石破首相が会見を開いた。その中で「制作活動費の廃止、旧文通費の使途公開、残金の返還へ、政治とカネを抜本的に見直す」と明言した。
番組序盤から、会見の様子を流し凝視した橋下氏は、「選挙の結果を受けなきゃ、言えないんですかねぇ、この国会議員たちは。その前に言って、やっておけばいいのに。こんなの10何年前から言い続けてきたのに。やっぱり国民がお灸を据えないと、この人たちは本当に動かないんですね」と呆れかえった。
それでも「でも一歩前進ですね」と一定評価。しかし「ただ一点ね」と即座に注釈を入れた。「『企業団体献金の禁止』は言ってません。企業団体献金の禁止を言うと、日本の政治風景がものすごく変わります。企業からは献金が入らない。業界団体からは入らない。絶対に献金で政策が歪んでいると、僕は感じてるから。これをバチッと自民党、言わないので。野党は一致団結してますから。自民党の改革案に、企業団体献金の禁止が入ると、政治の景色がものすごく変わると思います」と指摘した。