マレーシアで日本人を乗せた観光バスとトラックが衝突した事故を受け、ツアーを企画した旅行会社JTBは25日に記者会見を行った。山北栄二郎社長は冒頭「旅行を主催した会社として誠に申し訳なく、心より深くお詫び申し上げます。お亡くなりになられましたお客様のご冥福を、心よりお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。また、けがをされたお客様の1日も早い回復をお祈りしております」と述べた。

【映像】正面が大破したバス

 ツアーは21日に関西空港から出発し、マレーシア縦断の7日間の予定だった。参加していたのは50〜80代の日本人11人で、現地ガイド1人に加え、現地ドライバーがバスを運転。バスは日本時間2時46分ごろ、高速道路でキャメロンハイランドに向かう途中、トラックと衝突。70代の女性が死亡し、10人がけがをした。山北社長は「事故が発生した原因などの詳細は現在確認中であります。事故の発生を受け、当社ではマレーシアバス事故対策本部を現地と東京の両方に立ち上げました。役員を含む社員の現地利用指示、お客様の安全確保と救援を最優先に、ご家族・関係者の皆様への情報収集、並びに提供・サポートへ全力で当たらせていただきます。また、当面マレーシアへの周遊形の募集ツアーにつきまして、原因究明と安全性の確認ができるまで、催行と募集を中止いたします」と説明した。
(ABEMA NEWS)