ペンシルベニア州フォルサムでの選挙集会で発言するイーロン・マスク氏/Matt Rourke/AP

(CNN)米起業家のイーロン・マスク氏は、共和党の大統領候補トランプ前大統領の再選に向け設立を支援したスーパーPAC(政治活動委員会)「アメリカPAC」に対し、10月中にさらに4360万ドル(約66億円)を献金した。米連邦選挙委員会(FEC)に24日夜に提出された書類によると、マスク氏による同団体への献金総額は1億1860万ドル(約180億円)に達した。

同団体は、FECへの選挙前最後の報告期間となる10月前半の16日間で、世界一の富豪であるマスク氏から4回にわたって献金があったことを明らかにした。

マスク氏は今年の第3四半期にアメリカPACに7500万ドルを献金した。10月の追加献金により、同団体は引き続き主要な激戦州での遊説などに数千万ドルを投じ、トランプ陣営が民主党の大統領候補ハリス副大統領の記録的な資金調達と巨額の選挙活動費に肩を並べることができる。

同団体は期間中に総額4660万ドルの収入があったことを報告している。この中にはマスク氏の4360万ドルと、アムウェイのディック・デボス元最高経営責任者(CEO)の妻で、トランプ政権で教育長官を務めたエリザベス・デボス氏を含むデボス家のメンバーからの献金約300万ドルが含まれている。