韓国映画「満ち足りた家族」(©2024 HIVE MEDIA CORP & MINDMARK ALL RIGHTS RESERVED)

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 映画「八月のクリスマス」や「危険な関係」で知られる、名匠ホ・ジノ監督の最新作「A Normal Family(英題)」が「満ち足りた家族」の邦題にて、2025年1月17日より全国公開することが決定した。

【写真】チャン・ドンゴンら映画「満ち足りた家族」出演者がズラリ!

 韓国の豪華俳優陣による華麗なる競演が話題の同作。2組の夫婦が食卓を囲むミステリアスなポスタービジュアルが解禁された。さらに、11月中旬にチャン・ドンゴン&ホ・ジノ監督来日が決まった。

 映画「八月のクリスマス」で商業長編監督デビューするなり、韓国映画ニューウェイブの始まりを、いち早く世界に告げたホ・ジノ監督。その演出力への絶大な信頼から、数多の俳優たちが出演を嘱望してきた、ホ・ジノ監督最新作「満ち足りた家族」では、家族間の親密な描写を細やかに積み重ねながら、人間の心理の奥底に潜む淀みや揺れ動きを緻密に、衝撃的に描きあげた。

 キャストには、「ペパーミント・キャンディ」(99)、「オアシス」(02)などのソル・ギョング、「ブラザーフッド」(04)などに出演、人気スターであり約5年ぶりのスクリーン復帰となるチャン・ドンゴン、韓国ケーブルテレビ市場で高視聴率を記録したドラマ「夫婦の世界」に出演のキム・ヒエ、「アベンジャーズ / エイジオブウルトロン」(15)、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」など、ハリウッドでも活躍するクローディア・キムら韓国を代表する名優が揃った。

 そんな俳優陣の競演により、ホ・ジノ監督ならではの細やかで陰影に富む心理描写をさらに究め、自身の最高峰とも呼ぶべき傑作に結実させた。

 2023年秋の「トロント国際映画祭」でワールドプレミアされた本作は、その好評が瞬く間に伝わり、以後2024年秋までの約1年間で、20前後の映画祭に入選するという快挙を達成。完璧な美学を築き上げた“ホ・ジノ”という才能に、世界中から熱い視線が注がれている。

 さらに、チャン・ドンゴンとホ・ジノ監督の来日が決定し、11月20日にジャパンプレミアへの登壇が決定!映画公開に先駆け、日本でのプロモーションに臨む。

「満ち足りた家族」
2025年1月17日(金)より全国ロードショー

 兄ジェワン(ソル・ギョング)は、道徳よりも物質的な利益を優先して生きてきた弁護士。仕事のためなら、殺人犯の弁護でさえも厭わない。年下の2人目の妻ジス(クローディア・キム/スヒョン)や、10代の娘らとともに豪華マンションに住み、家事は家政婦がこなすという、誰もがうらやむ暮らしを送っている。

 一方、小児科医として働く弟のジェギュ(チャン・ドンゴン)は、どんな時でも道徳的・良心的であることを信念に生きてきた。年長の妻ユンギョン(キム・ヒエ)と10代の息子とともに生活し、老いて認知症気味になった母の介護にも献身的、品行方正な日々だ。

 まったく相容れない信念を持ち生きてきた兄弟だが、それぞれの妻を伴い、月に1回、高級レストランの個室でディナーをともにする。レストランでは、“お得意様”であるジェワン夫妻が常に優先され、兄弟家族同士の会話は、どこかぎこちない。そんなディナーが行われた夜、時を同じくしてある事件が起こり、満ち足りた日々を送る家族が、想像だにしなかった衝撃の結末を招き寄せる―。

監督:ホ・ジノ
出演:ソル・ギョング、チャン・ドンゴン、キム・ヒエ、クローディア・キム(スヒョン)
2024年/韓国/109分/シネスコサイズ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子
原題:보통의 가족(普通の家族)/英題:A NORMAL FAMILY/PG12
提供:KDDI 配給:日活/KDDI

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(よろず~ニュース編集部)