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ライアン・レイノルズ主演、VRの世界を舞台に描かれる異色コメディ映画『フリー・ガイ』(2021)の続編は、まだしばらく実現しそうにないようだ。本作を製作した20世紀スタジオのスティーヴ・アスベル会長が、米にて進捗を明らかにした。

本作の主人公は、銀行の窓口係として働くVRゲーム・モブキャラのガイ。平凡な毎日に飽き飽きしていたガイが、一目惚れをきっかけに自分がゲームの世界の住人だと気づき、自分もヒーローになりたいと奮闘する姿がテンポよくコメディタッチで描かれる。

アスベルはこの続編の状況について尋ねられると、「まだです。(ショーン・レヴィとライアン・レイノルズが)アイデアを出さなくてはなりません。彼らは多忙ですからね」と回答。そのトーンから察するところ、実現への道のりは近くないとの印象を受ける。

アスベルの言う通り、『&ウルヴァリン』で再タッグを組み、大ヒットさせたレイノルズ&レヴィのスケジュールは詰まっており、様々な企画に関わっている。

レイノルズは、2025年に米国公開のアクション・コメディ映画『Animal Friends(原題)』や冒険アクション映画『Mayday(原題)』をはじめ、少なくとも8本が待機中。対するレヴィは、の人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)に監督・プロデューサーとして参加しており、メガホンを取る予定のSF冒険映画『Starman(原題)』などのプロジェクトが目白押しだ。

多忙を極めている2人のスケジュールを擦り合わせ、『フリー・ガイ2』に向けてエンジンをかけるにはタイミングが鍵となりそうだが、その他にも続編を阻んでいる要素がある。以前にレヴィは、2023年に世界的な大ヒットとなった『バービー』と『フリー・ガイ』の類似性に言及し、「1作目とは違い、かつ他の映画と被らないものでない限り、『フリー・ガイ2』は作れません」とその後は「今は確信が持てない」「続編を作る必要がない」とも

続編に関するニュースを期待しつつ、レイノルズ&レヴィの再タッグ実現をのんびりと待つしかなさそうだ。

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