ディフェンダー陣にヘディングの指導をする内田篤人コーチ(右)(カメラ・浅岡諒祐)

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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は24日、千葉県内で韓国女子代表との国際親善試合(26日・国立)に向けて合宿4日目を行った。この日は紅白戦などの練習を1時間30分ほど行った。

 全体練習後には同試合限定でコーチを務める内田篤人氏のもとで、ディフェンダー陣のみでの練習を敢行。ヘディング練習から始まると、左右の足でのクリアの練習、ゴール前への低いクロスに対する対応の練習などを行った。内田コーチも自ら実践し手本を見せ、クリア練習の際は「もっと高く!」「しっかりインパクト」などと指示を送っていた。

 「今日は最後攻守で分かれてトレーニングがあると(言われていた)」と内田塾が始まった経緯を説明したDF南萌華。15日の北中米W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(1△1)にて、DF谷口彰悟が相手のクロスからオウンゴールを与えてしまった場面から、この日の練習内容に至ったという。

 「ああいうシーンの時に速い準備から良い体勢でクリアするというところで、今日は体の向きと当てるという所の意識で。自分たちとしても大事なところなので、今日はその練習をやってくれたのかなって」と練習を振り返った南。実際に実践をしてもらった場面には「うっちーさんがボールをクリアしたりとか、やっぱり上手だなと直接見て感じられた。生でそれを見て教えて頂けるのはすごい貴重な機会」と、日本代表と海外で活躍した同コーチのプレーに刺激を得た様子だった。