栗林は大野練習場でリハビリを開始する(撮影・市尻達拡)

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 16日に右肘関節手術を行った広島の栗林良吏投手(28)が22日、大野練習場でリハビリを開始した。

 現在の状態について「トレーナーさんに見てもらって、順調にと言ってもらえている。痛みもなく、普通に生活も過ごせてるので、不安なく過ごせてます」と前向きに話した。この日は室内でストレッチなど軽めの運動を行った。

 復帰時期については「開幕に間に合うために今手術させてもらっている」と来季開幕に照準を合わせていることを明かし、「キャンプからしっかり投げていけるところを見せれば、首脳陣の方々の信頼も得られると思う。しっかりリハビリして1日でも早くベストのパフォーマンスに戻せたらなと思います」と語った。

 栗林は新人年の21年から守護神を務めてきた。21年に37セーブを挙げて新人王に輝くと、翌22年も31セーブを記録。昨季は右内転筋のケガで一時戦線から離脱するも、今季は開幕からフル回転し、60試合に登板して、球団歴代最多となる38セーブをマークしていた。

 「痛みがなくなって、もう1段階レベルアップできるという風には思った。マイナスに捉えることなく来シーズンにベストなパフォーマンスを出せるような準備ができたらなと思ってます」と栗林。絶対的守護神が復活への第一歩を踏み出した。