「NGだと思ってました」趣里 占い番組で「解禁したタブー」にファン驚愕

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10月13日深夜放送の『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に女優の趣里(34)が出演。父で俳優の水谷豊(72)、母で元キャンディーズ、女優の伊藤蘭(69)との家族のエピソードを披露し、話題となっている。

趣里は、主演を務める連続ドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系 月曜22時〜)が10月14日にスタート。今作がGP帯(ゴールデン・プライム帯。19〜23時の時間帯を指す)の連ドラ初主演となる。番宣の一環として出演したのが今回のバラエティ番組だった。

番組内で、占い師の星ひとみ趣里の恋愛について、「パパみたいな人との結婚を求めてる」と占うと、趣里は「分かります」とすぐさま同意し、「いないと思うんですけど、父みたいな人」がタイプだと明かした。

星は続けて、「お母さんがすごいストレートな綺麗な感覚。“良い物は良い、嫌いな物は嫌い”すごいハッキリしてるし、お父さんの場合は、お母さんのこと大好きなの。でもそれを頑張って隠してるじゃん、バレバレだけど。お母さんに怒られないように一生懸命なのがパパ」と水谷について分析。そんな夫婦関係に趣里が憧れていると指摘すると、趣里は「本当にその通りすぎます」と答え、驚いた表情を見せた。

また、星が水谷を「普通の人から見たら何を考えてるか分からないタイプ」だと占うと、趣里は何度もうなずき、過去に水谷のことをすごいと思ったエピソードをこう披露した。

「恋愛をしてると、こっちも恋愛のモードになるじゃないですか? で、夜中に『(彼に)会いに行ってきます』って言ったら、(水谷が)『うん、恋愛中はね、そうなるから。いってらっしゃい』みたいな。『いいの?』と聞くと、『そういう時期あるよね』って」

趣里は交際を反対されたことはないというが、破局後に「そうだと思っていたよ、最初から」と、水谷から告げられた経験があることも告白した。そんな風に家族のエピソードを明け透けに話す趣里に対して、ネット上では驚きの声が上がっている。

《今まで趣里ちゃんはお父さんのエピソードをテレビで話すのはNGだと思ってました。初めてお父さんの話を聞きました。水谷豊さんや伊藤蘭さんは話していましたが》
《親御さんの話もするようになったんですね!てっきりタブーなのかと》

趣里さんは“親の七光り”と言われるのが嫌で、デビューすると決めたときから“親の名前には一切頼らない。何年かかっても自分の実力だけで売れてみせる”と誓っていたそうです。駆け出しの頃は観客が100人も入らない小劇場で演技力を磨き、ドラマや映画に出演するようになっても、親の名前を自ら出すようなことはありませんでした」(制作関係者)

変化が見え始めたのは、主演を務めたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』が終了してからのことだという。

「朝ドラヒロインは趣里さんの悲願で、自分が主演で輝く姿を両親に見せることが恩返しになると考えていたようです。その重責を果たし、自分の力のみで女優として十分に独り立ちしたという自信がついたのでしょう。最近、新ドラマの番宣で出ているバラエティでは、吹っ切れたように家での水谷さんとのやり取りなどを普通に話すようになりました。

また、朝ドラヒロインを経験した女優にとって、その後、最初に主演を務める民放ドラマというのは“鬼門”だと言われています。期待値が上がりすぎるというのもありますが、過去のヒロインの中には視聴率が上がらず、評価を落とした人も少なくありません。趣里さんも絶対にコケるわけにはいかないので、番宣にも力を入れて、家族の話もOKにしたのだと思います。趣里さんの実力はもう誰もが認めるところで、“七光り”と揶揄される心配もないですしね」(前出・制作関係者)

番組内で、「本心を言えば、個として認められるまでは頑張りたい」と明かしていた趣里。親子話の解禁は、女優として今以上に認められたいという向上心の表れかもしれない。