千金弾を決めた小川(左)を称えるサムライたち。自信に満ち溢れる。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 いまだ今予選は無敗の9連勝。38得点0失点と手がつけられない強さだ。

 現地10月10日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選が開催され、日本代表は敵地ジェッダでサウジアラビアと対戦した。14分に流れるような連携プレーから鎌田大地が先制点をゲット。その後は押し込まれる時間帯もあったが、身を挺したブロックを連発するなど鉄壁のディフェンスを披露する。後半に入っても主導権を譲ることなく盤石の試合運びをみせ、81分には右CKから小川航基が頭で追加点を奪った。そのまま2−0で試合を終えた森保ジャパン。過去3戦全敗の“鬼門”の地でついに初白星を掴み、勝点を9に伸ばした。
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 日本と同じグループCで最終予選を戦う中国のメディアもそのハイパフォーマンスに注目。専門メディア『直播吧』は「贅沢すぎる! 欧州組が居並ぶ日本がサウジに楽勝」と銘打ったレポートを掲載した。

 同メディアは「日本は出場した全16選手が欧州でプレーし、そのうち10人は欧州5大リーグのクラブに所属している。プレミアリーグ3人、ラ・リーガ1人、ブンデスリーガ2人、セリエA1人、そしてリーグアン3人だ。アジア最強なわけである」と論じた。
 
 さらに、88分の選手交代の場面を紹介。「三笘薫と堂安律に代わって、久保建英と中村敬斗が投入された。なんて豪華な起用法だろうか。実に選手層が分厚い。そしてあの久保は2分しかプレーしなかった」と伝えている。

 開幕3連勝の日本はグループCで単独首位をキープ。10月15日の第4戦では2位に浮上してきたオーストラリアと埼玉スタジアムで戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部