元フジテレビ渡邊渚アナウンサー、PTSDだったことを公表 壮絶な症状明かす

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元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが1日、インスタグラムで自身が患っていた病名について明かした。

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「長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています。これまで消化器内科・皮膚科・膠原(こうげん)病科など、様々な科にお世話になりました」と伝え、「中でも、長い時間をかけて治療した原因は、【PTSD 心的外傷後ストレス障害】を患っていたからです」と公表した。

「PTSDとは、生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患です。フラッシュバックや回避・解離、過覚醒、パニック発作など、様々な症状がありました」と説明し、「この1年4カ月、生きているのがつらくて、身も心もボロボロでした」「“死んだ方が楽だった””なぜ生きなければいけないのか”をずっと考えて、この先どれだけ治療をしても痛みと恐怖からは永遠と逃れられないのではないかと毎日苦しみました」と壮絶な日々を回想。

退院後は日常生活を取り戻すことに専念し、「先日PTSDの専門的な治療(持続エクスポージャー)が終わり、やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と治療がひと段落したことを報告した。

「PTSDにならなければ、大好きな仕事をやめることはありませんでした」と退社したことについても触れながら、「失ったものに目を向ければたくさんあって悲しくなるし、心と頭からトラウマを消すことは一生できないけれど、生死と向き合って学んだことがたくさんありました」と気丈につづった。

支えてくれた人たちに感謝の気持ちを伝え、「これからは、自分のペースで、幸せを感じながらお仕事できればと思っています」と宣言。

「複雑性ptsdではありません。両親から虐待されたなどの事実もありません。安易な臆測によって家族への誹謗(ひぼう)中傷が起きないよう、あえて記します」と付記している。

渡邊さんは今年8月末にフジテレビを退社した。

※写真は資料