今度は“ダービー”で後半AT劇的弾! 敗戦から救ったFWコレア「たとえ5分でも、チームを助けられる自信がある」

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 アトレティコ・マドリードのFWアンヘル・コレアが、29日のレアル・マドリード戦を振り返った。同日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 ロヒブランコスの“スーパーサブ”が、今シーズン最初のマドリード・ダービーでも期待に応えて見せた。29日に行われたラ・リーガ第8節で、本拠地『シビタス・メトロポリターノ』にレアル・マドリードを迎えたアトレティコ・マドリードだが、セットプレーから先制点を許す展開に。すると70分、1点を追うディエゴ・シメオネ監督は、FWアンヘル・コレアに勝負を託した。そして後半アディショナルタイム、DFハビ・ガランのスルーパスに抜け出した同選手が、相手GKを交わして劇的同点弾。第4節アスレティック・ビルバオ(⚪︎1−0)に続き、またしても土壇場で大仕事をやってのけている。

 試合後、チームを敗戦の危機から救ったコレアは「負けを回避するゴールを決めることができて嬉しいよ。もしそうでなければ、僕たちはとても悲しい気分で帰ることになっていただろう」と告白しつつ、「ピッチの最後の数メートルでこそ冷静さを保たなければならないし、それができる質の高い選手がたくさんいる。これからも、やり続けていこう。チームはとてもうまくいっているさ」と手応えも掴んでいるようだ。

 また、「この前、シメオネ監督と少しだけ話をした。長い間ここにいるけど、僕はもっとプレーしたいと思っていて、それで時々、頭の中を整理することが難しくなることをね」と“チョロ”に苦悩を打ち明けていたことを口にした同選手は、「自分が置かれている立場も、誰も与えてくれないことも理解している。けどね、だからこそ僕は諦めるつもりがないんだ。チームメイトが支えてくれるし、信頼してくれるから、僕はたとえ10分でも、5分でも出場すれば、彼らを助けられる自信がある」と心境を語っている。

 ラ・リーガではここまでの8試合全てでプレーしているものの、スタメン出場は『0』のコレア。時に迷いながらも、ここぞという場面でチームを救う“10番”が、タイトル獲得の切り札となるだろう。


【劇的弾】敗戦の危機から救ったFWアンヘル・コレア