江蘇省陽澄湖の上海ガニの水揚げスタート、総生産量は9900トンに達する見込み―中国

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江蘇省蘇州市の陽澄湖鎮で25日、陽澄湖の上海ガニの水揚げがスタートした。食卓に秋の味覚が並ぶシーズンが到来している。今年の陽澄湖の上海ガニのサイズなどはまずまずで、オスは250〜300グラム、メスは200〜225グラムほどという。

猛暑が長く続いたほか、台風などの影響もあり、今年の陽澄湖の上海ガニの成長は例年よりもゆっくりとしていたものの、養殖業者の生産量は例年並みとなりそうだ。10月中旬から下旬にかけて、陽澄湖の上海ガニの水揚げがピークを迎えるという。

江蘇省蘇州市の陽澄湖上海ガニ業界協会・新聞弁公室の姚水生(ヤオ・シュイション)主任は、「統計によると、今年、湖の巻き網養殖の面積は約1047ヘクタール。高い基準で改造された養殖池の養殖面積は4380ヘクタールで、総生産量は9900トンほどに達する見込み」と説明する。

水揚げが始まった湖は活気にあふれ、上海ガニの販売業者も殺到する注文に追われるなど、忙しそうにしていた。その他、国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休を目前に控えており、陽澄湖に来て、カニを食べたり、購入したり、遊んだりする観光客が増えることになるため、市場のニーズもさらに高まりそうだ。

上海ガニの販売業者・韋高偉(ウェイ・ガオウェイ)さんは、「国慶節に合わせた7連休中は注文が約15%増える。値段はメスの場合、100グラムなら1杯30元(約600円)、150グラムなら60元(約1200円)、175グラムなら100元(約2000円)ほど。11月になり、大量に出荷されるようになると、値段は10〜20%下がるだろう」としている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)