5回、帰塁した際に負傷する清宮(左)=撮影・中島達哉

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 「日本ハム−ソフトバンク」(28日、エスコンフィールド)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が、五回にまさかのアクシデントが襲った。左ふくらはぎに送球を受け、六回の守備から途中交代した。

 1点リードの五回、2死三塁から清宮が右前に痛烈な適時打。7試合連続安打とした直後、レイエスの打席で思わぬ悲劇が待っていた。相手バッテリーのワンバウンド処理が大きく弾んだのを見て、いったんは二塁へスタートを切りかけた。だが自重して一塁へ慌てて戻ったが、これを見た強肩の捕手・谷川原が一塁ベースへスロー。強烈な送球が左ふくらはぎにダイレクトで直撃した。

 思わず左足を押さえてうずくまった清宮。スタンドはざわつき、一端治療のためベンチへさがった。数分経過後、新庄監督がベンチを出て球審のもとへ向かおうとすると、「大丈夫です」と清宮は苦笑いを浮かべてベンチを出た。この姿に本拠地から大きな拍手がわき起こっていた。

 だが六回の守備からベンチに下がった清宮。試合後、「大丈夫です。出ろと言われたら?はい、その気満々です」と語った清宮。「マジで大丈夫です」と力を込め、笑みを浮かべていた。