主審がサポータへ“粋な贈り物” 笑顔の珍光景が話題「謙虚」「退場させているのかと」
試合後にダイアン・ムニス主審がレッドカードをサポーターへ渡す
サッカーの主審は、試合に挑む際に警告を示すイエローカード、退場を意味するレッドカードを携帯している。
普段は選手やチーム関係者に対し効果を示すカードだが、女性主審がサポーターへレッドカードをプレゼントする珍しいシーンが話題を呼んでいる。
ブラジル女子のカップ戦(カンピオナート・パウリスタ・ジ・フチボウ・フェメニーノ)の決勝で試合を担当したダイアン・ムニス主審。コリンチャンス対サンパウロの試合は2-0で前者が勝利し優勝を決めた。
ムニス主審は合後にスタンドの観客席の方向へ。1人のサポーターを指さし、おもむろにレッドカードをポケットから取り出すと、一番届きやすい位置からジャンプして別のサポーターを経由してカードをプレゼントした。
その場で盛り上がる観客席。カップ戦公式インスタグラムではその珍しい様子をアップし、SNS上では「サポーターを退場させているのかと思った(笑)」「素晴らしい」「とてもクール」「審判の純粋な謙虚さ」「サッカーの審判にはファンもいる」「アイドル」といった声が寄せられ反響が広がっている。
ムニス審判員は2024年のパリ五輪にも参加。また23年の女子ワールドカップ(W杯)では、ラウンド16の日本対ノルウェー戦(3-1)のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)も務めていた。(FOOTBALL ZONE編集部)