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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大暴れでメジャー史上初の「50−50」からの「51−51」を達成。チームも大勝で12年連続プレーオフ進出を決めた。

 大谷が7回に放った50本塁打のボールを巡って、左中間スタンドは大騒ぎとなった。

 周辺のファンによると、ホームランボールを取ったファンはスタジアムの警備員に連れられて退場。今後、そのボールが大谷の元に戻るかどうかが注目される。

 惜しくも記念球を逃したのは、左翼席で観戦した高校生のグレッグ・マトゥスさん(18歳)。家族と共に観戦したマイアミ在住のマトゥスさんは近くで弾んだボールを取ったかと思いきや、「テーブルの下でしっかりつかんだと思ったら、走ってきた誰かに奪われてしまった」。

 とてつもないお宝を逃し、「これが初めての試合観戦だった。マーリンズファンだけど、翔平は僕のフェイバリット・プレーヤー。今日は僕の18度目の誕生日でもあったのに」と悔しさを隠しきれないようだった。(マイアミ 杉浦大介通信員)