DeNA戦に先発した巨人・戸郷翔征【写真:加治屋友輝】

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エース・戸郷が12勝目&主砲・岡本和が25号

■巨人 6ー0 DeNA(19日・東京ドーム)

 巨人は19日、東京ドームでのDeNA戦に完勝し、4年ぶりとなる優勝へのマジックナンバーを「8」に減らした。先発の戸郷翔征投手は8回4安打、無失点で自己最多に並ぶ12勝目をマークした。9月は3戦3勝、無失点と存在感が光っている。

 阿部監督は試合後、戸郷について「完璧じゃないですかね」と絶賛。「投手陣を引っ張ってくれていますし、中継ぎ陣を休ませるじゃないけど、しっかりやってくれている。本当に頼りになるなと思ってみています」と信頼を寄せた。

 初回に無死一、三塁から吉川尚輝内野手の右中間への適時二塁打などで3点を先制。5回には浅野翔吾外野手が三塁前へのセーフティバントを決め、ヘッドスライディングで安打とすると、1死後に4番の岡本和真内野手が左翼席へ豪快な2ランを運んでリードを広げた。8回にも相手の失策に絡めて1点を追加した。

 先発の戸郷は4回に安打と四死球で2死満塁のピンチを招いたが、伊藤光捕手を149キロの直球で遊ゴロで切り抜けた。戸郷は2022年、2023年に自己最多の12勝をマークしており、3年連続の12勝となった。

 セ・リーグ首位の巨人はこの日の勝利で優勝へのマジックナンバーを1つ減らして「8」にした。マジック対象チームの2位・阪神は試合がなかった。巨人は20日から敵地で広島2連戦に臨む。阿部監督は「また切り替えて、その日に勝てるように精一杯やりたい」と表情を引き締めた。(Full-Count編集部)