大の里

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狒款〕ゾ´瓩硫椎柔がなくなった。大相撲秋場所12日目(19日、東京・両国国技館)、大関昇進がかかる関脇大の里(24=二所ノ関)が幕内若隆景(29=荒汐)に初黒星。一度は土俵際まで若隆景を追い込んだものの、最後は寄り切られて逆転された取組後は「今日は攻めが甘かった。昨日(幕内琴勝峰との取組)からよくなかったので、昨日の落とし穴に今日ハマった感じ」と唇をかんだ。

 初日から怒とうの11連勝で、大関昇進の目安となる三役での「3場所合計33勝」まであと1勝に迫っている。優勝争いでも終盤で単独首位を走り、大きなプレッシャーがかかる中、元三役の実力者に屈した。

 幕内後半の審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)は「今日は若隆景がいい相撲を取ったし、大の里が腰高になった一瞬の隙を見逃さなかった」と取組を分析。その上で「大の里は雰囲気どうかなと思ったけど、いつも通りだったし力んでいるわけでもなかった。これが今まで勝ってきた大の里の雰囲気だと思った。どっちに軍配が上がってもおかしくなかったし、大の里のいい攻めもあったので」と大器に一定の評価を与えた。

 賜杯レースでは2敗の関脇霧島(音羽山)、幕内高安(田子ノ浦)に1差となったが、依然として大の里が有利な状況に変わりはない。13日目は大関琴桜(佐渡ヶ嶽)との大一番。大の里は「(1敗目で)気持ち的にもスッキリしたので、また明日集中して頑張ります」と切り替えを強調した。