(c) & TM DC (c) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories

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ホアキン・フェニックス主演『ジョーカー』の続編となり、ミュージカルの要素が投入されている『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』で、ファンはリー役を演じるレディー・ガガの歌声を楽しみにしているのではないだろうか。しかしガガは、シンガーではない素人のキャラクターに合わせて、その抜群の歌唱力を封印しなければならなかったという。

のインタビューで歌うシーンが話題に上った際、ガガにとってのチャレンジは、普通の人のように歌うことだったと明かしている。「懸命に取り組んで、自分のテクニックを全て取り払おうとしました。『アリー/ スター誕生』のアリー・メインは歌手で、音楽を作る人たちについての映画ですが、この映画は全く違いますからね」。

『アリー/ スター誕生』では、歌手を夢見る主人公が人気ミュージシャンに見出されたことをきっかけに、瞬く間にスターダムへと駆け上がっていく姿が描かれた。同作でガガは本業の才能をフルに発揮し、圧倒的なパフォーマンスを披露。パワフルな歌声で世界中のファンを魅了してきたガガのこと、その能力を封印することは容易ではなかったはず。

インタビューに同席したジョーカー/アーサー・フレック役のホアキン・フェニックスも歌のシーンについて興味深いエピソードを披露しており、ガガに「ライブで歌うよう勧められました」と明かしている。

「僕は彼女に下手に歌うように勧めました。ビブラートなしで歌うように頼んだのを覚えています。彼女は美しいビブラートを持っていて、それは美しすぎます。ビブラートなしでは裸になったように感じたのではないでしょうか。だけどテクニックから離れると、すぐに彼女は自分のキャラクターの声を解き放ったのです。」

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ガガに「下手に歌うよう勧めた」というフェニックスだが、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005)では伝説のカントリー歌手ジョニー・キャッシュ役を演じて素晴らしい歌声を披露している。ガガと同様にフェニックスも、普通レベルの歌唱力を披露するために歌声のコントロールが必要だったのではないだろうか。

ガガとフェニックスの歌唱パフォーマンスに期待したい『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』では、2024年10月11日(金)公開。

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