「すべてをやるつもりだ」大谷翔平、42号&42盗塁で史上2人目26年ぶりの快挙!史上初「45‐45」→「50‐50」へもう止まらない

写真拡大 (全2枚)

大谷が史上2人目26年ぶりとなる「42‐42」を達成した(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間8月28日(日本時間29日)、本拠地でのオリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。5回にこの日2個目の盗塁を決めて42盗塁とした。

【動画】先頭打者弾!大谷翔平が右翼席へ42号本塁打を放つシーン

 大谷は2021年のサイ・ヤング賞右腕のコルビン・バーンズから初回の第1打席で42号本塁打を放った。打球速度102.2マイル(約164.6キロ)、飛距離391フィート(約119.2メートル)、角度33度の一発を右翼席へ運ぶ先頭打者アーチ。これで8月は10本目のアーチとなった。

 3回一死一塁の第2打席は右前へ運ぶ安打で2試合連続のマルチ安打を記録。その後、二塁から三塁へ盗塁を決めて今季41個目の盗塁となった。

 この大谷の活躍に現地メディアも大きく反応した。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』はXで「ショウヘイは今夜すべてをやるつもりだ」と投稿。『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで「ドジャースのスター選手にとって、MLB史上初の50‐50は手の届くところにある」と称えた。

 さらに、大谷は5回無死一塁の第3打席で一塁へ痛烈なライナーを放ち、一ゴロに打ち取られたが、一塁に残るとすかざず二盗を決めて今季42盗塁。さらに捕手のエラーで三塁まで到達。ギャビン・ラックスは遊ゴロだったが遊撃手がエラーして、この日3得点目を挙げると、これで自己最多のシーズン104得点となった。

 大谷はこれで42本塁打・46盗塁を記録した1998年のA・ロドリゲス(マリナーズ)以来となる史上2人目の「42‐42」を達成した。26年ぶりの快挙となり、「43‐43」を達成すれば史上初で「45‐45」も目前となった。さらに夢の領域である「50‐50」に向けても大きく前進している。

 この日は試合前に大谷の愛犬「デコピン」が“始球式”を行い、試合では初回から大谷が一発を放ち、盗塁も決めた。背番号「17」は本拠地のファンの心をつかんで離さない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]