MLB今オフ“最大の好奇心”佐々木朗希は「再び退団を望んでいる」と米報道「今でも世界で最も才能のある投手のひとり」
佐々木朗希について米メディアが「最大の好奇心」と紹介した(C)Getty Images
米スポーツ専門局『ESPN』が今オフの注目FA選手の特集を掲載し、メジャー移籍報道が飛び交うロッテの佐々木朗希について取り上げた。
同局のジェフ・パッサン記者は、ヤンキースのファン・ソトやオリオールズのコービン・バーンズらの名前を挙げ、佐々木についても「最大の好奇心」と紹介している。
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記事では「22歳の日本の天才、ササキが今冬にMLBに移籍するかどうかについて、さまざまな憶測が飛び交っている」とし、「この憶測は、ササキが現在どのような計画を持っているかを反映していない矛盾した情報で満ちている。ここでは、ESPNが国内外の情報源から得たササキの立場についてお伝えする」と記されている。
それによれば、昨オフに佐々木はポスティングシステムによるメジャー移籍を希望していたものの、「25歳ルール」に該当するためロッテ側が拒否していたとし、「ササキとマリーンズの関係は悪化し、彼は再び退団を望んでいる。マリーンズはシーズン終了後にササキをポスティングシステムに入れるかどうかを決める予定だ」と綴っている。
今季の佐々木については「キャリア最悪のシーズンの真っ只中にある」と指摘。ここまで13試合に登板して6勝4敗、防御率2.45、91奪三振の成績だが「それでも優秀な成績を残している」と評価した。
特に佐々木の特長である160キロを超える速球とスプリットを挙げ「その投球でスカウト陣を感心させている。今でもササキが世界で最も才能のある投手のひとりだと考えている」としたが、今季は右腕のコンディション不良で出場選手登録を抹消されたことも紹介した。
そして「要するに、ササキがポスティングされるかどうかは誰にもわからない。ロッテは全プロセスをコントロールしており、希望すればササキを2026年シーズンまで引き留めることができる。決定は、日本プロ野球シーズン終了後の11月中旬頃に下されるはずだ」と伝えた。
果たして“令和の怪物”は海を渡るのか。シーズンも佳境を迎える中で、米メディアの報道も盛り上がりを見せている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]