自宅には5000足の上履きが...またもや逮捕された上履きマニア男 ”熊本窃盗遠征”の犯行履歴

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捜査員も驚愕するほどの、前代未聞の窃盗事件だった。

去る7月29日、熊本市内の小学校から児童の上履き14足を盗んだとして、千葉県市川市新田の職業不詳、光沢昇聴容疑者(43)が窃盗などの疑いで千葉県警に逮捕された。

「光沢容疑者は7月8日にも熊本市内の別の小学校から上履き29足を盗んだとして逮捕されており、今回で2度目の逮捕です。今年3月、2泊3日で自宅のある千葉県から熊本市に“遠征”し、授業が終わるタイミングを狙って小学校に侵入。下駄から上履きを盗んでいました。校舎や正門は施錠されておらず、簡単に出入りできたのですが、防犯カメラに光沢容疑者が小学校に出入りする姿が映っていた」(全国紙社会部記者)

警察の調べに対し、光沢容疑者は「自宅に(上履きが)4000〜5000足ある」と驚きの供述。家宅捜索すると、供述通り約5000足の上履きが見つかったという。

「自宅の棚や床に整然と並べられており、飾りきれないものは段ボールで保管されていた。光沢容疑者は3階建ての一戸建てに弟と2人で暮らしていたが、“上履きコレクション”がある部屋には弟を入れなかったそうです。押収された光沢容疑者のパソコンには、犯行現場となった下駄の写真が掲載された学級新聞の閲覧履歴が残っていた。事前にストリートビューで侵入経路を確認し、出入りしやすく上履きを盗みやすい小学校をピックアップしてから現地入りしていました」(捜査関係者)

光沢容疑者が盗んだ上履きの持ち主は性別も学年もバラバラだったが、ひとつだけ共通点があった。前出の捜査関係者が続ける。

「使い古された上履きばかりを盗んでいたのです。事件が起きたのは3月。進学や卒業まで我慢して履き潰そうとしていた児童が被害に遭っています」

クタクタになった上履きを自宅で眺めながら、光沢容疑者は何を想っていたのか。