Apple関連のリーク情報で定評のあるBloombergのマーク・ガーマン記者が、Appleは次期Mac miniを「同社史上最小のコンピューター」にしようと計画していると報じています。

Mac Mini M4: Apple (AAPL) Plans to Release Smallest Desktop Computer Yet - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-08-08/mac-mini-m4-apple-plans-to-release-smallest-desktop-computer-yet



AppleはAIに特化したチップを搭載したMacをリリースすることを計画しており、その中でMac miniのデザインを刷新することを計画しているとBloombergが報じました。ガーマン氏が独自の情報ルートから入手した関係者からの証言によると、Appleは2024年後半にM4を搭載したMac miniのリリースを予定しており、これは2010年にスティーブ・ジョブズのもとで行われた「Mac miniのデザイン刷新」以来となる大きなデザイン変更になるとのこと。

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さらに、M4搭載Mac miniは前モデルよりも小さくなり、Apple TVサイズになると関係者は証言しています。M4搭載Mac miniは今後数カ月のうちにAppleが発表する予定の新型Macのひとつであり、他にもAppleはM4シリーズを搭載したiMacやMacBook Proを早ければ年内にリリース予定とのこと。これに加えて、2025年の春に向けて新型MacBook Air、2025年中頃に向けて新型のMac ProとMac Studioも開発中であるそうです。

M4搭載Mac miniは全体のサイズはコンパクトになるものの、現行モデルよりも背が高くなる可能性があるとのこと。現行モデルのMac miniの高さは約1.4インチ(3.6cm)です。Apple TVの横幅は約3.7インチ(約9.4cm)で、これは現行モデルのMac miniの半分以下となります。この他、新型Mac miniでも引き続き筐体にはアルミニウムが使用され、背面には少なくとも3つのUSB-Cポート、電源ポート、HDMIポートが搭載されることとなる模様。



新型Mac miniは2つのバージョンが開発されており、ひとつはiPad Proに搭載されているのと同じM4チップを基本構成とするもので、もうひとつは未発表のM4 Proを採用した上位モデルになるとのこと。上位モデルにはより大きな容量のメモリ(RAM)とより強力なグラフィックス性能のGPUが含まれるそうです。新型Mac miniの開発に携わったという開発者は、同端末について「実質的にはiPad Proを小さな箱に納めた端末」と表現しています。

なお、新モデルのMac miniは製造コストが安くなる可能性がありますが、このコスト削減が販売価格に反映されるか否かは不明です。