会社の事務所内で1万円札12枚を偽造した疑いで静岡県掛川市の男が8月8日、逮捕されました。

通貨偽造の疑いで逮捕されたのは、掛川市杉谷に住む会社員の男(37)です。警察の調べによりますと、男は8月上旬、掛川市の会社事務所内で旧1万円札、12枚を偽造した疑いが持たれています。

警察によりますと、7日、男が勤める事務所の従業員から金融機関に「ATMからおろしたお金の中に偽札が入っている」と相談があり、金融機関が警察に通報しました。

警察が詳しく調べたところ、男が1万円札を偽造し本物の紙幣とすり替えた疑いが浮上し、逮捕に至りました。

男が偽造した紙幣は手触りや色が本物と異なっていたことから、従業員が偽札と気付いたということです。

警察は男が容疑を認めているかどうか明らかにしていませが、男が本物の紙幣を抜いたことを隠すためコピー機などを使って紙幣を偽造したとみて、余罪や犯行の動機などについて調べを進めています。