ド軍が44歳ベテランに熱視線か 数日前に8勝左腕を放出、不可欠な投手陣補強
22日にパクストンをDFA→26日にRソックスへ放出
“無所属”の44歳を巡って争奪戦が起きそうだ。レッドソックス地元紙のピート・エイブラハム記者が自身のX(旧ツイッター)に「リッチ・ヒルがマウンドに戻り、ヤンキースとドジャースから興味を持たれている。44歳の左腕は、メジャー20年目のシーズンに向けての復帰を望んでいる」と投稿。通算90勝のベテランに強豪球団が熱視線を送っているという。
2005年にカブスでメジャーデビューしたヒルは、これまでメジャー13球団に在籍し、2023年まで実に19年のキャリアを誇る。独立リーグでもプレーた苦労人は35歳以降に全盛期を迎え、ドジャース在籍時の2016・2017年に自己最多12勝をマーク。プレーオフでも通算13登板して防御率3.06の好成績を収めている。
2023年はパイレーツとパドレスで32登板して8勝14敗、防御率5.41を記録。オフにFAとなり、3球団からメジャー契約を打診されたものの、息子のリトルリーグのコーチをするためにいずれも拒否していた。ただ、その間も復帰への準備を続けていたとのこと。
「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン氏は26日(同27日)にXで「リッチ・ヒルはワークアウトをしており、いい形で投球練習もしている。状態も良さそうだ」と投稿。さらに「トレード・デッドライン後に契約を結ぶだろう」と指摘した。
エイブラハム記者が挙げたヤンキースとドジャースは、いずれも過去にヒルが所属したことのある球団。特に大谷翔平投手のドジャースは、山本由伸やウォーカー・ビューラーなど投手陣に故障者が続出している。22日(同23日)にはチーム2位の8勝を挙げていたジェームズ・パクストン投手をメジャー出場前提となる40人枠から外し、26日(同27日)にレッドソックスへ放出。投手の補強が不可欠なだけに、ヒルと5年ぶりの“再合流”があるか注目される。(Full-Count編集部)