7月11日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、「手術なし」でトランス女性の性別変更認めた家事審判について取り上げた。

まず番組で紹介したのは朝日新聞の記事。
出生時の性別は男性で、女性として生きるトランスジェンダーが、性別適合手術なしでも性別変更が認められた。
番組出演者で、トランスジェンダー当事者のはるな愛は――

はるな愛「私がもしも子どものときに、こういう判決があったら『ああこういうのも認めてくれる国なんだ』ってすごく救われただろうし、私の道はもっと色々あっただろうな……と思ったんですよ。(今回の判決は)個人の、ある人のことですけど、まずは一歩前進した」

一方で今後の課題も浮き彫りとなってきた。

はるな「私が通っているジムでは、ジムの判断で私に女性用カードを発行してくれてるんですよ。私はみんなにバレないように、不快な思いをふせないようにパッとやってるんですけど……(今回の判決を受けた人は)ジムとかお風呂とかどうなるか分からないけど、そこをこれから判断しないといけないだろうなと。それぞれの身体として」
大竹まこと「民間にそれぞれの判断が委ねられるというのは、またちょっと難しいよな」

番組では、はるな愛が「昔ニューハーフ友達と温泉旅行に行った」エピソードを語った。

大竹「本当に失礼な話だけど……お風呂とかはどうしたの?」
はるな「旅館の方が『女性のお風呂で大丈夫です』って言ってくださったんです。まだ男性の体のままの人もいたんですよ。でもやっぱり、中には『入りにくいから』って男風呂に行った人もいたし、バレないように厚く化粧してお風呂に入る人もいたし……」
大竹「そこまでしなくてもって思うけど……」
はるな「でも、それくらいしてたんですよ。(他の人に)不快な思いをさせないように」