ベリンガムに出場停止処分が科される可能性…スロバキア戦でのジェスチャーをUEFAが問題視

写真拡大

 イングランド代表の一員としてEURO2024を戦うMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)に、出場停止処分が下される可能性が浮上した。7月1日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 グループCを1勝2分の首位で突破し、決勝トーナメント進出を決めたイングランド代表。開幕前から優勝候補と謳われていた”スリーライオンズ”だったが、ここまでは本来のパフォーマンスを発揮できておらず、多くの批判を受けるなか、スロバキア代表とのラウンド16を延長戦の末に制して準々決勝へと駒を進めた。

 しかし、そんなスロバキア代表戦で貴重な同点ゴールを決めたベリンガムに、欧州サッカー連盟(UEFA)から処分が科される可能性があるという。問題となったのは得点直後にベリンガムが見せた“股間を掴むジェスチャー”で、同メディアは、「UEFAが『品行方正の基本ルール』の『違反の可能性』を調査していると述べた」と主張している。

 また、規則違反が発覚した場合は出場停止、罰金、またはその両方を科せられる可能性があると指摘。『BBC』のダン・ローアン氏は、「ベリンガムには出場停止よりも罰金が科される可能性が高いとみられているが、彼の説明とスロバキアチームがこの事件をどう捉えたかに大きく左右されるだろう」と見解を示した。

 なお、ベリンガム本人は自身の公式X(旧Twitter)で、「試合を見ていた親しい友人たちに向けた内輪のジョークだ」とジェスチャーの理由を説明しつつ、「今夜のスロバキアチームのプレーには尊敬の念しかない」と侮辱的な意味合いがないことを強調している。