不振のブラジル代表がコパ・アメリカでも白星飾れず…コスタリカ代表の牙城崩せないままドロー発進に

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 コパ・アメリカ2024・グループD第1節が24日に行われ、ブラジル代表コスタリカ代表が対戦した。

 2026年に行われるワールドカップの南米予選では、第6節終了時点で2勝1分3敗の6位と不振に陥ったブラジル代表。サッカー王国の威信として一刻も早く立ち直る必要がある中、10度目の大会優勝を目指すコパ・アメリカ2024での旅が始まった。

 DFエデル・ミリトンやFWヴィニシウス・ジュニオールらをスタメンに並べたブラジル代表は、早々に主導権を握ることに成功。ファルソ・ヌエベの役割を担ったFWロドリゴが決定機を演出した他、ドリブルでの単騎突破からも相手ゴールを脅かした。迎えた30分には、ハフィーニャの左FKからDFマルキーニョスがゴールネットを揺らしたものの、これはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がオフサイド判定を下して、ゴール取り消しに。結局、前半はスコアレスで折り返した。

 後半も、攻勢に出たのはブラジル代表。MFルーカス・パケタのシュートがポストを強襲した他、途中投入されたFWサヴィオ・モレイラやFWエンドリッキらも持ち味を発揮したが、1点が遠い。GKパトリック・セケイラや19歳のDFミッチェルを中心としたコスタリカ守備陣の牙城を崩せないまま、時計の針が進んでいく。そして試合はこのまま0−0で終了。波状攻撃も実らず、南米予選からの嫌な流れを払拭できなかったブラジル代表に対して、ギリギリで踏みとどまり、貴重な勝ち点1を獲得したコスタリカ代表という明暗が分かれる形となった。

 第2節はブラジル代表がパラグアイ代表と、コスタリカ代表はコロンビア代表と対戦する。

【スコア】
ブラジル代表 0−0 コスタリカ代表