警察庁は24日、鹿児島県警に対する特別監察を始めた。

 県警前生活安全部長が国家公務員法違反容疑で逮捕されるなど、職員らの不祥事が相次いだことを受けた措置。野川明輝本部長ら幹部の聞き取りなどを実施し、一連の経緯を検証する。

 県警本部の庁舎には午後2時ごろ、同庁の片倉秀樹首席監察官ら3人が入った。

 鹿児島県警では今年に入り、内部文書を漏えいしたとして逮捕、起訴された前生安部長本田尚志被告(60)以外にも、現職警察官3人が相次いで逮捕、起訴された。県警は7月中にも再発防止策をまとめる予定で、警察庁は「スピード感を持ってしっかりと行われるよう、厳正な業務監察を実施する」とコメントした。