退団が取り沙汰されているキミッヒ。(C)Getty Images

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 リバプール遠藤航に超強力なライバルが現れるかもしれない。

 リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は6月23日、リバプールがバイエルンのドイツ代表MFヨズア・キミッヒに関心を持っていると報じた。

リバプールはキミッヒの動向を注視している。キミッヒとバイエルンはともに今夏の移籍に前向きだ。キミッヒの現在の契約は来年の夏まで残っており、彼は契約を満了して無償でチームを去る覚悟がある。バイエルンはそのようなシナリオを避けたいと考えており、スカイ・ドイツによると、適切なオファーがあれば彼を売却する意向を示している」

 同メディアは「アルネ・スロット監督がまだ守備的MFの役割にスペシャリストが必要だと判断する可能性があることを考えると、リバプールにとって注目すべき選手だ。ファビーニョが退団して以来、リバプールは守備的MFのスペシャリストを欠いており、その穴を埋めるためにエンドウを獲得し、その後は主にアレクシス・マカリステルを間に合わせの解決策として起用している」と続けた。
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 ただ、レアル・マドリー、バルセロナ、マンチェスター・シティアーセナルも獲得レースに参戦しており、「相手は強豪チームであり、リバプールは相当な給与を支払う必要があるだろう」と綴っている。

 記事は「リバプールが守備的MFの市場を評価し、チームを次のレベルに引き上げられる選手はいないと再び結論付けた場合、キミッヒは、レッズが市場でより長期的な動きをする準備ができるまで、ワールドクラスの贅沢なつなぎ役として、エンドウのような役割を果たせる」と見解を示しつつも、こう結論づけている。

「しかし、給与面での負担が予想されることから、たとえ移籍金が比較的低額であっても、リバプールがこの選手獲得に動くとは考えにくい。彼の獲得が噂されている他のクラブとピッチ上で競争するためには、レッズは最終的にはやり方を変え、常に将来を見据えて新しい才能を発掘する必要がある」

 ただ、移籍市場では何が起こるかわからない。SBでもボランチでも機能する29歳が加入すれば、遠藤に熾烈なレギュラー争いを強いられる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部