目隠し状態で搬送のハンガリー代表FW、試合後の容態は安定か…チームは劇的勝利で3位浮上

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 ハンガリーサッカー連盟(MLSZ)は23日、同国代表FWヴァルガ・バルナバーシュの容態について発表した。

 EURO2024・グループA第3節が現地時間23日に行われ、ハンガリー代表はスコットランド代表と対戦した。試合は互いに決め手を欠き、スコアレスのまま後半アディショナルタイムへ突入。迎えた90+10分、相手CKを跳ね返したハンガリーがカウンターを発動し、ロランド・サライの折り返しにケヴィン・チョボットが合わせてネットを揺らす。これが決勝点となり、1−0で勝利したハンガリーが3位に浮上し、決勝トーナメント進出へ望みを繋いだ。

 今大会初白星を飾ったハンガリーだが、この試合ではアクシデントも発生。68分、ドミニク・ソボスライのFKに飛び込んだヴァルガが相手選手と激しく交錯しピッチ上に倒れ込む。チームスタッフが布を広げて取り囲み、目隠しされた状態で治療が行われ、試合は約7分間に渡って中断。その後、同選手はストレッチャーに乗せられピッチを後に。その際も布で目隠しされた状態が続き、容態が心配されていた。

 MLSZが発表したところによると、ヴァルガはシュトゥットガルトの病院に搬送されたものの、容態は安定しているとのこと。同選手の状態に関する最新情報は、随時MLSZから発表される見込みだという。

 なお、ハンガリーのチームメイトたちは試合終了後のヴァルガの背番号「19」のユニフォームを掲げ、ソボスライがそれを着用するなど一体感を示した。決勝トーナメント進出については他のグループの結果次第となっている。