水卜麻美アナウンサー

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 日本テレビは20日、恒例の大型チャリティー番組「24時間テレビ47」を8月31日、9月1日に放送することを同局系情報番組「ZIP!」(月〜金曜、前5・50)内で発表した。

 「24時間−」で総合司会を務める水卜麻美アナウンサーが「これまでにお寄せいただいた寄付金が合わせておよそ433億円です。災害復興支援など、多岐にわたるチャリティー活動をしてまいりました」と番組の主旨を改めて提示。つづけて、昨年に発覚した寄付金着服問題について振り返り「去年の11月に24時間テレビチャリティー委員会の1社で、この寄付金の着服という事態が発覚しました。皆さまからの信頼を裏切ってしまう行為です。改めて心よりお詫びを申し上げます」と深々と頭を下げた。

 同問題をめぐっては、日本テレビ系列の日本海テレビジョン(鳥取市)・経営戦略局長が2014年以降、寄付金など計約1118万円を着服していたことが発表されていた。

 水卜アナは、外部の弁護士を交えた対策チームと連係した再発防止策のシステムを解説。「これまで24時間テレビを見てくださった方、寄付をしてくださった方、24時間テレビで自分の思いを伝えたいとその場を選んでくださった方、笑顔で参加をしてくださった方、そしてチャリティーの支援を受け取ってくださった方。皆さまのことが今思い浮かんでいます」と目を潤ませた。

 今回のテーマは「愛は地球を救うのか?」に決定したことも報告し「本当に申し訳なく思っていますし、心苦しく思っています。でも、だからこそ、この皆さまが作ってくれた24時間テレビを私たちは続けたいです。24時間テレビで信頼を取り戻せるよう、必死に考えて伝えてまいりたいと思っています」と訴えた。

 SNS上には「水卜さんの説明にウルッときました」「胸が苦しくなった」「水卜ちゃんに頭を下げさせないで」などの意見が書き込まれた。