「僕を『おじいちゃん』とは言わなかったね」 37歳の兄貴・ジルーが果たす仏代表での役割
このEURO2024を最後に、FWオリヴィエ・ジルーはフランス代表から退くことを表明している。すでにワールドカップのタイトルは獲得しているため、最後のEUROで頂点に立ちたいとの思いは強いだろう。
37歳を迎えているジルーは経験豊富なチームの兄貴分であり、後輩選手からも慕われているようだ。『ESPN』によると、FWキリアン・ムバッペはジルーのことを父のようと表現している。ジルーもその役割を楽しんでおり、ジェネレーションギャップを埋めようと頑張っていると語っている。
ジルーにはEURO2016の決勝でポルトガルに敗れた苦い記憶がある。そのリベンジにも燃えているのだ。
「2016年の決勝での敗北は心の奥底に残っている。EUROは僕が優勝を夢見ている大会だ。一番大切なのは、正しいメンタリティを保つこと。2018年のワールドカップではそれを証明し、流れを変えることができた。そのメンタリティは変わらない。監督からどんな役割を与えられても、このチームに何か貢献したい。これが最後の代表になるから、ベストを尽くし、一瞬一瞬を楽しむつもりだよ」
スタメンとはいかずとも、ジルーの経験や高さ、パワーは武器になる。大事なところで出番がくるはずで、今度こそ目指すは欧州の頂点だ。