ドイツに大敗を喫したスコットランド代表主将ロバートソンの発言をキーン氏は痛烈批判 「試合後にゲームプランがあったと言っても無駄だ」 「ずっと怒っているべきだ」
スコットランド代表にとってはEURO2024は悔しい幕開けになった。
アンドリュー・ロバートソンやスコット・マクトミネイ、ジョン・マッギン、ビリー・ギルモアらを擁するスコットランドがドイツ代表を相手にどのように戦うのかは注目を集めていたが、結果的に1-5の大敗を喫してしまった。
後半終了間際に1点を返し、一矢報いたものの、前半で退場者を出し、数的不利となってしまったこともスコットランドにとっては痛かった。キャプテンであるロバートソンは試合後に自分たちにもゲームプランはあったものの、実行できなかったと語った。悔しい試合を振り返り、反省しつつ最後にはもう一度自分たち自身を奮い立たせて立ち直る必要があると前向きな言葉を残していた。
「彼はアグレッシブさが足りないと言っていた。フットボールの試合ではアグレッシブでなければならない。自分よりはるかに強い敵が相手なら、アグレッシブになることもサッカー選手に必要な一部だ。このレベルでプレイしている時は相手を撃たなければならない。積極的かつ正確に正しい方法で撃つ必要がある」
「今夜のスコットランドのように、踏み外してしまったら……。試合後にゲームプランがあったと言っても無駄だ。くだらない。試合前に何が懸かっているかわかっていたはずなのに、試合後に『明日また集まり、怒りをぶつけよう』と言っても無駄だ。ずっと怒っているべきだ。彼らは試合前、歴史を作ると話していたが、あのようなひどいプレイをし、監督とサポーターを失望させることで、歴史を作っているのだ」
キーン氏はスコットランドの試合への取り組み方を批判し、ロバートソンの「明日は自分自身に腹を立て、失望する日にして、またやり直すつもりだ」という発言に触れている。これは一度冷静に試合を受け止め、その後自分たちへの怒りをパワーにまた立ちあがろうという旨の発言のようにも捉えられたが、キーン氏は痛烈に批判した。
開幕戦のドイツに大敗してしまったスコットランドだが、まだ試合は2試合残っている。最悪のスタートになってしまったが、スイス代表との試合に向けてチームは団結し、この敗戦を払拭できるような試合を見せられるか。