他国のサポーターもどっと押し寄せるEURO photo/Getty Images

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6月14日にドイツ対スコットランドの試合で開幕したEURO2024。開催国ドイツは早速、賑わいを見せているが、インバウンドなどで10億ユーロ(約1688億円)の観光収入が見込まれていることが分かった。

ミュンヘンにある公的シンクタンク『Ifo Institute』が実施した調査で、EURO2024開催により、第2四半期のドイツのGDPが約0.1%増加すると予測。

その根拠となっているのがW杯のデータだ。「2006年ドイツワールドカップでは外国人観光客と宿泊日数がそれぞれ25%増加しました。これを2024年の欧州選手権の基準とすると、大会期間中に外国人観光客が60万人以上、宿泊数が150万泊以上増えると予測できます」とジェローム・ウルフ研究員は述べる。

今大会は、24の代表チームが参加し、ドイツ国内10カ所のスタジアムで7月14日の決勝戦まで51試合が行われる。

2012年大会まで、EUROの本大会に出場できるのは16カ国だったが、その後に現在のフォーマットに拡大した。いろいろ賛否はあるが、参加チームが多いほうが大きな経済効果が見込めるのだろう。

同様にワールドカップも拡大路線をとっている。