オランダ代表の主力となったファン・デ・フェン photo/Getty Images

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オランダ代表は以前よりセンターバック陣が豪華と評判だったが、今季そこに割って入ることになったのがトッテナムDFミッキー・ファン・デ・フェンだ。

今季は怪我に苦しんだところもあるが、プレミアリーグで残したインパクトは強烈だった。プレミアのアタッカーにも負けないフィジカル能力があり、中でもスピードはサッカー界でもトップクラスを誇る。

代表では昨年10月にデビューを果たしているが、そこから評価は順調に伸びてきた。まだ代表では4試合しかこなしていないが、EURO2024でもファン・デ・フェンが先発に入る可能性は高い。センターバックに加え、左サイドバックに入れることも強みだ。

オランダ『Soccernews』にて、ファン・デ・フェンは特にポジションにこだわりがないと語っている。代表ではとにかく出番を確保したいようで、センターバックとレフトバックの両方に対応する準備が出来ている。

「スパーズでの終盤の試合を除けば、ほぼシーズンを通してセンターバックとしてプレイした。そこでもパフォーマンスを発揮できるし、自分のスピードでチームの武器になれると思う。(代表の)監督が僕をどこで起用するかは気にしないよ。出場時間を確保したいと思っているから、手に入れたあらゆるチャンスを両手で掴み取るつもりだ」

同メディアのアンケートでは、サポーターの65%が左サイドバックで先発してほしいと答えている。センターバックでは他にもフィルジル・ファン・ダイク、マタイス・デ・リフト、ステファン・デ・フライら実力者が揃っているため、ファン・デ・フェンを左サイドバックに回しても問題はないだろう。

今のオランダは世界でもトップクラスの守備陣を誇るが、ファン・デ・フェンのスピードはかなり厄介だ。その強みはEUROでも発揮されるか。