7回、投手交代を告げベンチに戻る阿部監督

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 悪い流れを断ち切れなかった。巨人の阿部慎之助監督(45)が0―3で敗れた13日の楽天戦(楽天モバイルパーク)後、試合を総括した。

 先発の若手左腕・井上が6回途中1失点とゲームメークを果たすも、この日は打線がいいところなし。一軍再昇格&即「8番・左翼」で先発出場した萩尾がマルチ安打と気を吐いたものの、チームが放った安打はこの2本と4回にヘルナンデスが放った1本の計3本のみ…。2番手・船迫も2点を失いリードを広げられると、なすすべもないまま敗戦を喫した。

 これで今季初の2カード連続3タテとなる6連敗で4月7日以来の借金生活に突入し、交流戦の負け越しも確定してしまった阿部巨人。打線も3併殺といいところを見せられず、阿部監督も「うまくいかないときはこんなもんだよな。取れるアウトを取れなかったりとか、そうしていたら勝てない」と攻守に注文を付けた。

 一方で攻守に存在感を見せていた萩尾に関しては「明るい材料が1つ見つかったかなとは思いました」と一定の評価を下した指揮官。若き力を弾みに「とにかくまず連敗を止めること、それを目標にやるのと、最後は勝ち越して何とか終わりたいなと思います」と最終カード・日本ハム戦に向けた意気込みを明かした。