「ガールズバーでテキーラや焼酎14杯ほど」…飲酒ひき逃げ死亡事故「40歳会社役員が暴走した」ワケ

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「ひき逃げがありました。男性が路上に血だらけで倒れています」

警察に110番通報が入ったのは6月8日の深夜0時半すぎだった。

同日、警視庁滝野川署は足立区に住む飲食会社役員・今井英二容疑者(40)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕する。本誌カメラマンは送検の様子を撮影。今井容疑者は、ふてぶてしい表情でカメラマンを睨みつけた。

「事故現場は、北区東田端の区道です。歩いて道路を横断しようとしていた50代の男性が、車にはねられ約5mもハネ飛ばされました。血だらけで倒れていた男性は、近くの病院へ搬送されましたが2時間半後に死亡が確認されます。防犯カメラには、白い軽自動車が法定速度を超える猛スピードで走る様子が映っていました」(全国紙社会部記者)

1時間後にタクシーで現場へ戻り

猛スピードで白い乗用車を運転していたのが今井容疑者だ。現場から逃亡した今井容疑者は直後に知人へ電話をかけ相談。出頭をうながされ、事故から約1時間後にタクシーで現場へ戻ったという。

「事故現場を調べていた捜査員に、今井容疑者はこう話したそうです。『この事故は私がやりました。歩行者と衝突し気が動転して逃げてしまいました』と。また前日の夜7時ごろから事故直前の当日深夜0時前まで、約5時間にわたり酒を飲んでいたことも自白しています。

逮捕前の任意の取り調べで、こうも語っていました。『ガールズバーでテキーラをショットで7〜8杯、焼酎5〜6杯、全部で14杯ほど飲みました』。泥酔して気が大きくなり暴走。事故を起こし急に焦り、発覚を恐れて逃亡したのでしょう」(同前)

フジテレビの『FNNプライムオンライン』によると、今井容疑者が運転していた乗用車は借りた車で当日は持ち主の女性へ返す途中だったという。今井容疑者の呼気からは基準値の3倍を超える、0.52ミリグラムのアルコールを検出。車間距離の判断を誤り、ブレーキをスグに踏めない状態だったとされる。