「スリーピー・ホロウの伝説」をもとにした、登場人物3人のみのミュージカル『TARRYTOWN』の再演が25年に決定
2023年秋に日本初上演、好評を博した、登場人物3人のみのミュージカル『TARRYTOWN（タリータウン）』が2025年3月、浅草九劇にて再演されることが決定した。
本作は2017年のサンディエゴ演劇批評家サークル・クレイグ・ノエル賞の5部門にノミネートされ、「最優秀新作ミュージカル賞」を受賞し、2019年のリチャード・ロジャース賞のトップ10ファイナリストに選ばれた作品。作曲の Adam Wachter（アダム・ワクター）はハリウッド・レポーター誌で“出世頭”と評される今注目の人物だ。
ジョニー・デップ主演映画『スリーピー・ホロウ』やディズニーアニメーション『イカボードとトード氏』などでも題材にされた「スリーピー・ホロウの伝説」をもとにアダム・ワクターが脚本・音楽・歌詞を手がけ、2017年にアメリカ・カリフォルニアで初演されたのは本作。
物語の舞台はアメリカNY州の村、タリータウン。マンハッタンからは車で40分程に位置するタリータウンは、不気味な「スリーピー・ホロウ」伝説、首無し騎士のいわれがある土地。ここで暮らすカトリーナ・ブロムの夫婦と都会NYから赴任してきた音楽教師イカボッド3人の人間模様を描く。
翻訳・訳詞・演出は初演と同じく中原和樹。アダム・ワクターが作曲するポップで多彩な楽曲とは裏腹に、登場人物3人の関係性が歪んでいく様が、観客を不穏の中へと誘う。
また、上演にあたり、出演者オーディションも開催される。開催は2024年夏頃を予定。
【あらすじ】
イカボッドが赴任する高校の校長秘書であるカトリーナは、彼を歓迎し自宅の夕食に招待。そこでイカボッドは、カトリーナの夫であり地元大学の歴史学教授であるブロムと出会う。そして薬物依存から抜け出すためにNYを離れたイカボッド。三人の関係は楽しく軽快に、そして少しずつ霧深い森の中へと迷い込むように変化していく。
