ルワンダへの移民移送法案、既に「抑止力」として機能 英首相
【AFP=時事】英国のリシ・スナク(Rishi Sunak)首相は27日に公開された英スカイニューズのインタビューで、亡命希望者が同国から隣国アイルランドに流れているのは、不法入国した移民をアフリカ中部ルワンダに強制移送することを定めた法案が既に抑止力として機能している証拠だと述べた。同法案は今週、英議会を通過した。
アイルランドのヘレン・ マッケンティー(Helen McEntee)法相は今週、同国での難民認定申請者の約80%は、英国の北アイルランドから陸路で入国したとの推計を、議会の委員会で明らかにした。
この推計についてスナク氏は、同法案が抑止力として「既に効果を発揮している」ことを示すものだとの見解を示した上で、「わが国に不法入国しても、滞在できないと分かっていれば、(不法移民が)来る可能性は大きく低下する。だからこそルワンダ計画は非常に重要なのだ」と説明した。
また、「不法移民は世界的な課題であるからこそ、複数の国が第三国とのパートナーシップについて話している」とも述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
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アイルランドのヘレン・ マッケンティー(Helen McEntee)法相は今週、同国での難民認定申請者の約80%は、英国の北アイルランドから陸路で入国したとの推計を、議会の委員会で明らかにした。
また、「不法移民は世界的な課題であるからこそ、複数の国が第三国とのパートナーシップについて話している」とも述べた。
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