狭い壁の間に挟まれ、身動きが取れなくなっていたところを救出された猫。消防隊員に抱かれていたが、どこか不満な様子だった(『Lancashire Fire and Rescue Service(Official) Facebook「Between a wall and a hard place - literally!」』より)

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イギリスの消防救助サービスが今月14日、Facebookに1枚の写真を公開した。狭い壁の間で身動きが取れなくなった猫を救助したという業務の一部を報告した内容だったが、救出された猫の表情に注目が集まった。しかめっ面で隊員に抱かれる猫の姿には、「まったく感謝しているように見えなくて笑える」といった声が寄せられている。英ニュースメディア『LancsLive』などが伝えた。

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猫の写真をFacebookに投稿したのは、英北西部ランカシャー州のランカシャー消防救助サービスだ。投稿には、「今週初め、同州プレストンの隊員が、窮地に陥った好奇心旺盛な猫を救助しました。猫は壁の間に挟まっており、消防隊員が壁を切り出して無事に救出しました」と書かれている。

同Facebookアカウントでは消防サービスの業務を普段から報告しており、今回の投稿もその一つだった。

写真には「フライアー隊員に抱かれる、好奇心旺盛な猫」とキャプションがつけられている。しかしこの猫、怒りが滲み出そうなほどの険しい表情を見せていたのだ。

壁の間から救出されたのが不服だったのか、それとも何か気に入らないことがあったのか、理由は定かではないが、明らかに不機嫌な様子の猫には、「これは相当怒っているね」「“感謝”したとしても、こんな顔ではないだろうね」「この猫は救出されるまで、かくれんぼのチャンピオンに君臨していたんだろうな」「『もとの場所に戻して!』とでも言っているみたい」「まったく感謝しているようには見えなくて笑える」などといった声が多数寄せられた。

ちなみに昨年10月、学術誌『Science Direct』に発表された論文によると、猫には276種類の表情があることが研究で明らかになったという。しかし一方で、猫は表情よりも耳や尻尾、鳴き声などに感情が出やすいと話す専門家もいる。

猫が怒りの感情を持っている時は、尻尾を大きくバタバタと動かしたり、一般的に“イカ耳”と呼ばれている、耳を伏せる仕草を見せるという。今回はハッキリとした怒りの表情を見せた猫だったが、耳は伏せていない様子だ。尻尾が写っていないので確認できないが、この表情が全てを物語っているようだ。

画像は『Lancashire Fire and Rescue Service(Official) Facebook「Between a wall and a hard place - literally!」』『LancsLive 「Grumpy cat freed from wall by firefighters looks incredibly unimpressed with rescue effort」(Image: No credit)』『Insider 「A sad cat called Fishtopher went viral for his adorable face. He was adopted 2 days later and is now a TikTok star who helps pets find homes.」(mister.fishtopher/Instagram)』『Loki Instagram「I’ll be doing throwbacks for awhile as Loki is being taken care of in california while I got settled in Seattle.」』『Casper and Romeo Instagram「Swipe left to see what happens when we leave them alone for 5 seconds.」』『PumpKin the Cat Instagram「FunFact: All of my Beach photos came from a 6 second video」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)