脇坂泰斗が先制ゴール【写真:徳原隆元】

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J1リーグ第5節で川崎とFC東京が激突

 ホーム初勝利を目指す川崎フロンターレは、3月30日のJ1第5節でFC東京と対戦した。

 「多摩川クラシコ」と銘打たれている特別な一戦で、川崎のキャプテンであるMF脇坂泰斗が先制ゴールを挙げている。

 どちらも譲らぬ展開で迎えた前半34分、前節の鹿島アントラーズ戦(1-2)から先発を5人入れ替えた川崎は、左サイドでDF三浦颯太が日本代表DF長友佑都との1対1でドリブルを仕掛ける。縦に突破した三浦が低いクロスをゴール前に入れると、ボールはスライディングをした長友の足先を抜けていく。

 これに対してFC東京のDF木本恭生とGK波多野豪が反応。木本が波多野の前でボールに触ると、このボールがゴール方向へ飛び、左ポストを叩いた。逆を取られる形になった波多野も、起き上がって対応しようとしたが、ゴール前に詰めていた脇坂が先に反応。左足で確実にボールをゴールへ流し込み、チームに先制点をもたらした。

 昨シーズンは第12節のサガン鳥栖戦(1-0)まで等々力での初勝利を挙げられずにシーズン8位という結果に終わった川崎。その試合でも唯一のゴールを決めたのは脇坂だったが、今シーズンも等々力初勝利を呼び込む一撃となるだろうか。(河合 拓 / Taku Kawai)