最近は取りこぼしが目立つバルセロナ photo/Getty Images

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16日に行われたラ・リーガ第17節でバレンシアと対戦したバルセロナは、16本のシュートを放ちながらも追加点を奪えず1-1の引き分けに終わった。

上位のジローナ、レアル・マドリードを追いかけるためにも勝ち点3が欲しかったが、決定機を沈めることができないまま試合を終えてしまった。

このゲームでもFWロベルト・レヴァンドフスキ、フェラン・トーレスらが決定機を迎えたが、いずれも得点には結びつかなかった。データサイト『Opta』によると、今季リーグ戦でバルセロナは41回も決定機を逃しており、これは欧州5大リーグで最多の数字だという。

それだけチャンスを作れていると前向きに捉えるべきなのか、決定力を心配すべきなのか。不安があるのはエースのレヴァンドフスキで、9月26日からはリーグ戦で3ゴールしか奪えていない。

スペイン『MARCA』は今夏にFWウスマン・デンベレを手放したことに後悔はあるかと取り上げているが、好調時のデンベレはアシストマシーンでもある。レヴァンドフスキのようなFWにとっては理想のウイングと言える。現在のバルセロナにもフェラン・トーレス、ジョアン・フェリックス、若いラミン・ヤマルら実力者はいるが、突破力ならばデンベレの方が上だろう。そのぶんレヴァンドフスキへのチャンスボールが少なくなっているとも考えられる。

最近は取りこぼしが目立っているが、バルセロナ攻撃陣は問題を抱えているのか。レヴァンドフスキのペースが上がってこないのは不安要素で、今夏にはもう一度攻撃陣を再構築する必要がありそうだ。