スイスのヤング・ボーイズでプレイするエブリマ・コリー photo/Getty Images

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また1つチャンピオンズリーグに新たな歴史が刻まれた。

13日に行われたグループステージ最終節のライプツィヒVSヤングボーイズの一戦で、ヤングボーイズに所属するガンビア代表MFエブリマ・コリーが得点を記録した。チームは1-2で敗れたが、これはガンビアサッカー界にとっては貴重な一歩だ。

データサイト『Opta』によると、ガンビア出身の選手がCLでゴールを奪うのはこれが初だという。国別では、ガンビアはCLで得点を決めた108カ国目となる。

ウイングでプレイするエブリマ・コリーはイタリアのアタランタからのレンタルでスイスの名門ヤングボーイズに加わっているのだが、近年のガンビアサッカー界の進歩は見逃せない。

2021年に行われたアフリカ・ネイションズカップでは初の本大会出場を果たし、グループFでモーリタニア、チュニジアを撃破。勝ち点7を稼ぎ、2位で決勝トーナメント進出まで果たした。

さらにベスト16ではギニアまで撃破。ベスト8ではカメルーンに0-2で敗れたが、ガンビアにとっては歴史的なベスト8だ。

代表にはトルコのベシクタシュでプレイする31歳のベテランDFオマー・コリー、ベルギーのヘンクでプレイする22歳のFWアリュー・ファデラなど、欧州で経験を積む者も増えている。

2026年大会よりワールドカップは出場国が32から48に増え、それに伴いアフリカの出場枠も5から9に増えている。これはチャンスで、ガンビアが目指すは史上初のワールドカップ出場だ。