土曜日の新馬戦に出走予定のイゾラフェリーチェ(撮影:竹之内元)

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 今週の東京開催は土日で計5鞍のメイクデビューが組まれている。土曜日の芝2000mには東西の血統馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか、注目の一戦になりそうだ。

【10月21日(土) 東京芝2000m】

◆イゾラフェリーチェ(牝、父サトノクラウン、母ケイティーズハート、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 半兄にエフフォーリア(皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念)、半姉にペリファーニア(チューリップ賞3着、桜花賞3着)がいる。「ゲート試験を受けたときに比べると穏やかになってきた。フットワークがいいし、デビュー前としては動きも十分。どちらかと言えばペリファーニアに似ている感じがするけど、距離には融通が利きそうです」と鹿戸雄一調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

◆サトノエピック(牡、父キタサンブラック、母ランドオーバーシー、美浦・国枝栄厩舎)

 母は米G1・ケンタッキーオークスの2着馬。きょうだいはアリエノール(ダートで3勝)など3頭ともコンスタントに勝ち上がっている。「大きいわりにバランスがいい。順調に乗り込んできて動きもいいし、走ってきそうな雰囲気がある。距離はあったほうがいいと思う」と国枝栄調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

◆ホウオウバローロ(牡、父ロードカナロア、母ホウオウパフューム、美浦・奥村武厩舎)

 ハーツクライ産駒の母も同じ厩舎に所属し、芝2000m以上で3勝。3歳時のGII・フローラSでは1番人気に支持された。「母と同じで緩さがあるし、じわじわと加速する感じのタイプ。いいモノはあります」と奥村武調教師。鞍上は田辺裕信騎手が予定されている。

【10月21日(土) 東京芝1400m】

◆アトリウムチャペル(牝、父ドレフォン、母ジュリエットベール、美浦・木村哲也厩舎)

 ヴィクトワールピサ産駒の母は芝1800mで1勝。現3歳の半兄ロミオボスはダートで2勝している。「小柄な牝馬で仕上がりは十分。気がいいし、前向きに走れています」と木村哲也調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)