中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

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プロ野球中日OBで元コーチの中村武志氏(56)が2023年10月5日に公開されたユーチューブチャンネル「野球いっかん!」の動画に出演し、中日の西山秀二バッテリーコーチ(56)、荒木雅博内野守備走塁コーチ(46)、中村紀洋2軍打撃コーチ(50)が今季限りで退団したことに疑問を投げかけた。

中日は4日、公式サイトを通じて西山、荒木、中村の3コーチの退団及び、今季限りで現役を引退した堂上直倫内野手(35)、福田永将内野手(35)、大野奨太捕手(36)が新たにコーチに就任することを発表した。

「僕らは想像の部分でしか分からないが...」

球団発表に中村氏は動画で「正直びっくりした」と驚きを隠さず、「プロ野球の世界ですから選手に限らず監督、コーチも簡単に言うと結果の世界なので、責任とかではなく結果を残せないと誰かがこういう風に責任を取ったような形になっていくのがこの世界」と球界の厳しさに言及した。

中村コーチの退任については「僕らは想像の部分でしか分からないが、正直『えっ、なんで』と思いました」と感情をストレートに表現し、5月に1軍打撃コーチから2軍打撃コーチに配置転換になったことに言及。「中村コーチは経験が豊富ですけども2軍で長距離砲を育成してほしいという監督の考えもあったかも分からない」と語った。

中村コーチは立浪和義監督(54)就任1年目の2022年シーズンから1軍打撃コーチに就任。本塁打の少ないチームにおいて長距離砲の育成に期待がかかった。

中村氏は、現役時代ともに中日でプレーし、指導者としても同時期にコーチとして中日を支えた荒木コーチの退任にも驚きを隠さなかった。荒木コーチは現役時代から中日一筋で、18年オフに2軍内野守備走塁コーチに就任。20年からは1軍内野守備走塁コーチを務めていた。

現在も荒木コーチと親交のあるという中村氏は「あれだけの選手なので1年、2年ゆっくりしたらいい」と労い、「特別な選手のグループに荒木コーチは現役のころからいるので(退任は)びっくりはしました。メールを打ちましたが『お疲れ様』以外何もなかったです」と明かし、近い将来中日のコーチに復帰することを望んだ。