2022年9月、東出昌大が映画『福田村事件』の撮影に臨んでいるところを目撃

 1923年9月1日に発生した「関東大震災」。その5日後に、社会不安から起きた虐殺事件を描いた公開中の映画『福田村事件』(森達也監督)が注目を集めている。

 そこに出演しているのが、2020年1月の不倫報道からの再起を目指す俳優の東出昌大だ。

「東出さんが演じるのは船頭の役。虐殺に走る村人たちを止めようとする役どころです。『福田村事件』は公開から1カ月たちましたが、東出さんの演技が非常によかったと絶賛する声が多いんです。

 2023年3月に公開された『Winny』でも、18キロ増量したうえで、世間を騒がせたファイル共有ソフト事件で逮捕された開発者を演じ、絶賛されていました。

 かつては “演技が下手” と酷評されることもあった東出さんですが、最近は憑き物が落ちたかのように自然な演技で、評価が急上昇しているんです」(芸能記者)

 W主演を務めたテレビ朝日系ドラマ『ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜』の放送中に不倫報道があり、それ以降、地上波のドラマに出演がない東出。

 その一方、主演をふくめ映画出演は報道後も続いており、最近では『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』(ABEMA)、『トークサバイバー!』(Netflix)、『相席食堂 プライムビデオSP』(Amazonプライムビデオ)などのネット配信のバラエティ番組にも出演している。

「さらに、今回の映画『福田村事件』の告知で出演したラジオ番組も話題になりました。

 9月25日放送の『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に出演した東出さんは、山小屋で猟師生活をしていることを聞かれると、『仕事もそんなにないし、暇だし、東京にいる意味もないな』という理由で移住を決めたと告白。

 さらに、放送ブースに現われた東出さんが、コンビニなどで売っている1リットル入りの紙パックの麦茶にストローを挿した状態で持ってきたことを、パーソナリティのナイツ塙宣之さんにイジられると、『今日、買ったら134円ですよ。“物価、高い!” って思って』と返していました。

 ほかにも『めちゃくちゃ煙草吸ってるし、酒飲んでる』や『役者って、いまはお金を稼ぐための仕事』と、これ以上失うものがない東出さんらしい “ぶっちゃけ” が多くの場面で見られました」(同)

 プライベートでは口ひげを生やし、見た目もワイルド化が進む東出。前出の芸能記者は、こうしたキャラを生かした「地上波」復帰も近いのでは、と推測する。

「不倫報道から2年半以上たち、そろそろ “禊” としても十分な時期が過ぎたころかと思います。以前のような、ゴールデン・プライム帯のドラマの主演は、いきなりは難しいと思いますが、脚本や演出に力を入れている作家性の高い作品であれば、ポイントとなる脇役あたりでそろそろ声がかかるかもしれません。

 それに、ネット配信のバラエティ番組を見ていると、現在の東出さんはほぼ “NGなし” の状態。プライベートを包み隠さずに話す面もあり、すでにバラエティ番組のオファーは引く手あまたのはずです」

 あとは、しっかり稼いで “激安” と揶揄された元妻・杏への養育費をしっかり払うことだけか――。