2021年に日産自動車の会見に出席した木村拓哉

 故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所所属タレントの動向に注目が集まっている。

 もっとも “炎上” したのは木村拓哉だ。ジャニーズ事務所が謝罪会見をおこなった9月7日、木村は自身のSNSに《show must go on!》のメッセージとともに、敬礼のポーズをした写真を公開した。

「『show must go on!』は、ジャニー氏が所属タレントに対して伝えてきた言葉です。どんなことがあってもショーは続けなければならないという、エンターテイナーとしての覚悟を持ってもらうための言葉でした。

 ところが、ジャニー氏による深刻な性加害が明らかになった後にもかかわらず、ジャニー氏を礼賛するかのように感じられる投稿とあって、多くの批判が寄せられました。その後、投稿は削除されています」(芸能記者)

 9月12日に「女性自身」が報じたところによると、8月下旬、ジャニーズ事務所の新社長に就任した東山紀之ら “年長組” の所属タレントが出席して “決起集会” が開かれた。

 東山はその場で、木村を新たな “ジャニーズの長男” として後継指名したという。

「ジャニーズ事務所が大事にしてきた “長男格” は、これまで近藤真彦さん、東山紀之さんと受け継がれてきましたが、東山さんは新社長に就任しました。タレントのトップともいえる “ジャニーズの長男” の称号を木村さんに託したというわけです。

 社長就任とともにテレビ番組を降板、芸能界引退した東山さんに代わり、これからは木村さんが表舞台で、意見を求められることも増えてくるでしょう。

 しかし、木村さんの “ジャニーズの長男” としてのスタートは厳しいものになっています。自分自身のCM出演が見直されるなど、性加害問題の影響をモロに受けているのに、Instagramで炎上してしまいましたからね。その後、削除したことも “悪手” と言われています」(同)

 そこから1週間以上経ったが、本人は毎日のようにInstagramを更新。件の投稿のような “キメ顔” での自撮りなども投稿されている。

「まさしく、ジャニー氏のモットーである『show must go on!』を体現しているという点で、“新・ジャニーズの長男” と言えるでしょう。しかし、厳しい声が寄せられているなかで、これから木村さんがどのような活動でジャニーズ事務所の変革を見せていくのか、責任は大きいと言えます」(同前)

 その言動や活動は、いままで以上に注目の的となるはずだ。