臨時国会が26日開会し、衆参本会議で自民党の安倍晋三総裁（52）が第90代首相に指名され、初めて戦後生まれの最年少首相が誕生した。会期は12月15日までの81日間。

　安倍新首相はただちに組閣に取りかかり、皇居での認証式を経て、同日夜には安倍新内閣が発足する見通し。閣僚人事では、先の総裁選で２位になった麻生太郎外相（66）の重要ポストへの起用や、塩崎恭久外務副大臣（55）の官房長官就任が取り沙汰されている。８年目に入る連立政権のパートナーである公明党からは、冬柴鉄三幹事長（70）の入閣が確実視されている。

　投票総数は衆院が476票、無効投票１、参院が240票。投票の結果は安倍総裁339票（参院136票）、小沢一郎民主党代表115票（同85票）、志位和夫共産党委員長９票（同９票）、福島瑞穂社民党党首７票（同６票）、綿貫民輔国民新党代表５票（同４票）。

　（注：参議院票を追加）

【了】

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